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  • 執筆者の写真ミナトミュージック南麻布

大寒

1月20日は二十四節気の大寒(だいかん)です。

寒さが最も厳しい頃と言われています。


寒いと外に出るのも億劫になりますよね…


そんな日は家でゆっくりクラシック音楽を鑑賞するのはいかがでしょうか?

今日は冬におすすめな曲をいくつかご紹介します。



1. 『四季』より「冬」/ ヴィヴァルディ

ヴィヴァルディの四季をご存知の方は多いと思います。春から冬まで3楽章ずつで人々のそれぞれの季節での様子を表しています。

「冬」の1楽章では、寒くてガタガタと震えて歯が鳴る様子をヴァイオリンの刻みで表現しています。2楽章では暖炉であたたまり、休息する様子を表し、3楽章ではゆっくりと用心しながら歩き、時に滑って転びながらも冬を体感します。



2.交響曲第1番『冬の日の幻想』/ チャイコフスキー

チャイコフスキーといえば冬の定番「くるみ割り人形」も有名ですが、是非この「交響曲第1番」も聴いていただきたいです。

弦楽器と木管楽器で奏でられる冒頭は、広大なロシアの雪景色が目に浮かぶように繊細で美しいです。チャイコフスキーは26歳でこの交響曲を発表していますが、その後何度も手直しをし、最終的に完成したのは48歳の時だそうです。



3. エチュード『木枯らし』 / ショパン

ピアノを演奏される方はきっとご存知かと思います。ピアニストにとっては避けては通れない曲のひとつで、技巧、持久力、器用さを鍛える練習曲です。冒頭の単旋律から一変、超絶的な技巧の右手の6連符が特徴的です。ショパンはエチュードを多く作曲していますが、ただの「練習曲」ということではなく、美しく魅力的な旋律を残しています。技術的な要求がある一方、芸術的な要素も盛り込んだ名曲です。



さて、気になる曲はありましたか?

冬に聴きたいクラシック曲は他にもたくさんありますので、

是非皆さんのお気に入りの一曲を見つけてくださいね。




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