ミナトミュージック南麻布
梅雨
こんにちは。
じめじめとした天気が続いていますね。
この時期にぴったりなクラシック曲を聴いて気分を上げていきましょう。
◆雨だれ/ショパン
この曲はショパンがスペインのマジョルカ島に滞在していた間に作曲されました。
本来は温暖な気候のマジョルカ島ですが、ショパンが滞在していたのはちょうど冬で雨の多い時期でした。
優しいメロディと均一に連続する低音の響きが、振り落ちる雨音を表現しています。
この時期にぴったりな1曲ですね。
◆ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」/ブラームス
第3楽章の冒頭部分の主題にブラームス自身が作曲した歌曲「雨の歌Regenlied」の主題が用いられていることから、このヴァイオリン・ソナタも「雨の歌」と呼ばれています。
「雨の歌」の作詞者であるクラウス・グロードをブラームスに紹介したのはクララ・シューマンでした。ブラームスはその詩にメロディをつけて歌曲にして、クララの誕生日に捧げたと言われており、クララはこの曲を大変気に入っていたそうです。
このヴァイオリン・ソナタ第1番にもクララが好きだった「雨の庭」のメロディを使うことで、クララへの想いを表現していると言われています。